南房総②
~伊八彫刻とミニハイク~
-minamibouso -
 2018/03/13-14  
今日の予定は、飯縄寺いすみ市郷土資料館、時間があったら養老渓谷を歩いてみたいと思っている。
太東崎にある飯縄寺は10時開門だった。早めに宿を出たら早過ぎ、30分ほど境内をぶらぶらして待つ。ほかにも参拝者が集まってきた。
3月14日(火)晴れ 飯縄寺(いづなでら)
山門 牛若丸と大天狗
↑江戸後期に彫られた作品で10年を費やしたそうだ。牛若丸の膝にちょうど年輪がくるように彫られている。すごい!
当時は江戸からの参詣者が引きも切らなかったようだ。 
この「牛若丸と大天狗」が今まで見た中で、伊八の最高傑作だと思われる。実際目にすると、その迫力は言葉では言い尽くせない。ぜひ本物を見ることをお勧めしたい。
伊八の弟子の作品と思われる
いすみ市郷土資料館
いすみ鉄道国吉駅にあるいすみ市郷土資料館には、伊八の晩年の作品、市内熊野神社にある神輿が展示されていた。 
後方に波と飛龍、左右には龍、正面には鯉が彫られている。最晩年の作品で弟子と共作したものだという。 
いすみ市の資料館は、小さなもので入館料も無料だった。伊八作品はこの神輿のみだった。  
神輿の一部 波と飛龍
2日間伊八の作品を見て、写真で見たのとは全く違い、迫力満点の立体造形だった。特に、下から見上げた時、右から、左から見た時のことまで計算され尽くされていた。行ってよかった。 
最近は仏像や彫刻も実物は常時公開できないから、3Dプリンターで、レプリカを飾ろうという傾向があるそうだ。レプリカでも写真よりはいい。今の技術なら、 一般人には見分けがつかないかもしれない。
1両編成のいすみ鉄道に沿って、房総半島を縦断し、養老渓谷に向かった。
養老渓谷 PK-共栄橋-バンガロー村-弘文洞跡-観音橋-出世観音-PK(1時間)
緩やかな流れ 川を数回渡る
 ←弘文洞跡  ↑河津桜咲く
養老渓谷は初めて来たが、もっと観光地として賑やかなのかと思っていたが、あまりにもひっそりしていてびっくりした。 
つぶれた宿や、 閉まっている店舗 が多くお土産屋さんもない。オフシーズンだからなのか?
川沿いの遊歩道を1時間余り歩いてみた。 
もっときれいなところかと思っていたが、水もそんなに澄み切っているわけではないし、ちょっと期待外れだった。 
  ←観音橋 ↓ ランチ
     
木更津ICの近くに新しい道の駅があり、野菜やお花を買い込んだ。そこの農家レストランが、野菜中心でおしゃれでとても美味しかった。今度女子だけで来たくなるお店だがちょっと遠い。帰りは渋滞にも合わず、早帰りできた。 
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