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皆遠くに住んでいるため、2年ぶりの顔合わせだ。 |
瑞牆山荘の駐車場に9時に集合する。ここに泊まってみたかったが、満室だった。 |
山荘の前から気持ちのよいシラカバの森へと入る。 |
瑞牆山荘(1510m) |
カラマツの間から岩峰が見える |
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林道を渡ると傾斜が増し、カラマツの間から瑞牆山頂の奇峰が望めた。 |
この辺りは、山梨の森林100選になっているミズナラの森だ。 |
花は全体に少なく、マルバタケブキの群落が見られたくらいだ。 |
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1時間足らずで富士見平小屋に着く。以前は営業していなかったが、窓辺には赤いゼラニュームが植えられ、スイスの山小屋風に小奇麗になっていた。 |
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マルバタケブキ群落 |
富士見平小屋 |
小屋の前の広場は賑わい、ここから金峰山へ向かう人もいる。すぐ前はテント場になっていて、両方の山に登るには便利な所だ。私達もここに泊まり、両方行くという意見も出たが、天気が怪しいので麓泊になった。ベンチでティータイム。 |
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今日は雲が多いが、再び樹間から瑞牆山頂が見られた。 |
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少し登ると最初は緩やかだが、天鳥川に向かい、一気に岩の歩きにくい急坂を下る。 沢の手前で、小川山の道を分ける。 |
瑞牆山頂 |
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天鳥川(あまどりがわ)渡る |
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見事に割れかかった桃太郎岩の前を抜けると、いよいよ本格的な登りにかかる。 |
最初の滑りやすい岩場には鎖がついていた。ここからはストックは邪魔になる。両手両足を使い、ぐんぐんと高度を上げて行く。 |
桃太郎岩 |
最初の鎖場 |
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深い樹林の中、ジグザグの急登が続く。シャクナゲも多い。 |
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階段、鎖場と岩場の連続だ。今日はそれほど人は多くないが、紅葉やシャクナゲの時期は渋滞になるかもしれない。 |
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階段を登る |
岩場よじ登る |
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頭上が明るくなり、さまざまな形の大岩が現れると山頂は近い。一際大きくそそり立つ岩は大ヤスリ岩だ。 |
大岩の前を右へ巻き、小さい岩の間を縫うように登る。 |
登る |
大ヤスリ岩 |
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最後にまた樹林に入る。 |
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山頂を廻り込むように北側に進むと、最後のロープが付いた岩場と梯子になる。ここが一番大変だった。 |
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再び樹林の岩場 |
ロープの付いた岩場 |
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3時間15分で瑞牆山登頂。瑞牆山荘から標高差720m。 |
あいにく雲の中でな~んにも見えない。 |
花崗岩の一枚岩が広がり、巨岩が重なり合う山頂だ。 |
瑞牆山山頂(2230m) |
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高所恐怖症のクマさんやMさんは、なるべく手前に座りお弁当を広げた。 |
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お湯を沸かしてゆっくりお茶していると、ガスが上がり、直下の岩峰群や、金峰山が見えてきた。 |
大ヤスリ岩(山頂より) |
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金峰山 |
風もなく寒くもないので、1時間近く山頂でおしゃべりしながら楽しみ下山。富士見平小屋からは、瑞牆山の全容が見えるスポットがあるというので、林道を歩いたが見ることはできなかった。 |
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下りは、慣れない人にはにはきつかったようで、だいぶ時間がかかった。でも今夜は宿がとってあるので安心だ。 |
私は15年以上前に来たことがあったが、その頃より梯子や鎖場が整備されている気がする。 |
瑞牆山荘で、おそろいのロゴ入りTシャツを買った。 |
林道で見たアサギマダラ |
それにしても蝶ヶ岳は何度計画しても行けない山になった。以前、台風の影響で常念岳までで撤退になり、今回もリベンジできなかった。そういう山というのはあるものだ。 |
瑞牆山は眺めても登っても楽しい山だ。 |
増富鉱泉は温泉施設が立派になり、温めの湯が疲れを癒してくれた。夜はUさんのバースデーと再会に盛り上がった。明日の予定は天気次第。 |