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charlieの100名山踏破記念山行 |
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毎年夏に行われる親戚山行だが、今回はcharlieの、100名山踏破記念山行になった。最後に皆で登れるようにと100座目に白馬岳を残しておいてくれた。 |
今回の参加者はtakkunのドタキャンがあったりで、7名になった。山頂でお祝いをしようと、皆、嗜好を凝らしていた。 |
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コースは、栂池より、白馬大池から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を経て、白馬鑓温泉へと辿る。大雪渓は、この時期危険が多いとの判断で、このコースに決まった。 |
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私たちはマイカーで出発し、白馬のペンションに前泊することにした。土曜日でETC1000円なので、混雑は予想されたが、松本駅でtamiさんとの待ち合わせに30分も遅れてしまった。 |
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猿倉に車を停め、運よく客待ちのタクシーがあったので、ペンションに向かった。 |
ラスティックは、5年前に白馬岳に登った時利用したペンションで、食事がおいしいのと、オーナー夫婦の人柄にひかれ、今回も泊まることにした。今回はtamiさん姉妹は山には登らず、白馬観光をするので、同じペンションに宿泊することになった。 |
8月23日(日) |
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栂池のロープウェイ乗り場に7時半に集合した。 |
ゴンドラリフトと、パノラマウェイを乗り継いで30分ほどで標高差1000mを一気に登ってしまう。 |
よい天気なのでゴンドラからは、北アルプス、火打、妙高、八ヶ岳、南アルプス も一望のもとだ。 |
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栂池ロープウェイ |
白馬三山(ロープウェイより) |
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涼しい~ |
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自然園に着くと、寒いくらいだった。 |
栂池自然園で散策するメンバーと別れ、登山道へと入る。 |
しばらくは緩やかに登っていく。早くも道端には、リンドウやオニシオガマ、ヤナギラン、アキノキリンソウなど見られた。 |
今日は標高差545m、時間にしても4時間くらいの行程なので余裕がある。 |
栂池自然園 |
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登山道へ |
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傾斜がきつくなると、ブナのうっそうとした樹林帯のジグザグ登りになる。チシマザサの群生を過ぎると、休憩にちょうど良いベンチがあった。 |
ところどころぬかるんだ斜面を横切る。きつく単調な登りだが、後ろを振り返ると展望が開けているので、気分転換になる。 |
気温が低いので、歩いていても爽やかで、とっとも気持ちがいい。 |
八ヶ岳 |
雪渓が見えてきた |
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大展望 |
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中ノ原は、岩がごろごろした平らな展望のよいところだった。 |
後立山連峰が見渡せる。3年前に登った鹿島槍ヶ岳は、双耳峰なのでわかりやすい。 |
ダケカンバとオオシラビソの草原状の登りを過ぎると、天狗原(てんぐっぱら)へ着く。 |
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中ノ原 |
鹿島槍ヶ岳(中央左の双耳峰) |
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木道を行くと、休憩場所がある。周辺は大小の地塘が点在する。 |
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オオシラビソ(あおもりとどまつ、つがともいう)は、今年は20年ぶりとかで、大きなマツボックリのような実をたくさんつけていた。 |
ナナカマドやダケカンバの林をぬけて登る。 |
天狗原(てんぐっぱら) |
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大きな実がついたオオシラビソ |
雪渓と青い空 |
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高度が増すごとに、快晴になる。真っ青な空に、たなびく雲は秋の気配。 |
今年は雪渓が遅くまで残っているようで、中央にロープがつけられてあった。登りはガッガッと足元を確認しながら登れば、滑ることもなかった。 |
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雪渓を渡る |
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ナナカマドやダケカンバの登り |
雪渓を見ながら登る |
広く岩だらけの頂稜 |
雪渓を超え、一登りで、平坦で広~い岩がゴロゴロの所に出た。 |
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神秘の大池 |
眼下に鏡のように静かで、青い白馬大池が見えた。皆、あまりの美しさに、カメラや、携帯で写真を撮りまくった。 |
白馬大池は周囲2キロの高山湖で、神秘的な雰囲気が漂う。 |
5分ほどで、コンクリート製のケルンがある、乗鞍岳に着く。ここは、視界が悪いときは、迷いやすい場所だそうだ。 |
今日は、特徴のある、白馬岳山頂もよく見えた。 |
向かいには、ハート型に雪渓が残っていた。 |
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乗鞍岳(2437m) |
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湖畔の斜面をトラバースして、ハイマツやシャクナゲの中を、岩づたいに下る。 |
今夜の宿、白馬大池山荘の赤い屋根が近づく。 |
到着は12時過ぎ。 |
白馬大池 |
ハート形の雪渓 |
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シャンパンで前祝い |
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今日の行程は短いので、宿泊手続きを済ませ、たっぷり時間がある。外に出て、ペンションで作ってもらったおにぎり弁当を食べた。 |
yukoさんは、立派なシャンパンをザックに忍ばせてきた。それとお手製のチキンハムと、ピクルスは絶品。重いからと、ここで前祝いすることになった。私は、アルコールに弱いが、すっきりと爽やかなシャンパンはおいしい。 |
飲める人は、そのままビールを注文し、宴会が続いた。 |
池の周りを散策すると、どこまでも続くお花畑。 |
穂になったチングルマが、大群落を作っていた。 |
シャンパンで前祝い |
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まだ、咲き残っているノハナショウブ、ハクサンコザクラも、雪渓の近くに群生していた。 |
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☆☆☆夕食後、窓から宵の明星の木星が、光り輝いていた。外に出てみると、満天の星空。ちょうど、夜空を見上げていた男性が、いろいろ説明してくれた。天の川もうっすら見えた。☆☆☆ |
花畑 |
夕食(カツカレー) |
チングルマ(果穂) |
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白馬の花はこちら |
photo by yukky/yuko/kuma |