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中央線のトンネルを過ぎるごとに、雪が見られるようになった。やはりこの辺りは、東京が雨の時でも雪になっていたようだ。 |
初狩で降りると、容のよい滝子山、手前にはこの間歩いた花咲山が好展望だ。 |
滝子山(左)花咲山(右) |
林道 |
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林道を歩きはじめるが、雪が凍結していてツルツルだった。 |
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登山口を登り始めると、エンジン音が聞こえると思ったら、ブルドーザーが動いている。工事中のフェンス沿いに急坂を登る。 |
登山口の少し手前には簡易トイレが出来ていた。 |
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登山口 |
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これはもう男坂と思うほど急坂が続いたが、しばらく登ると分岐があった。 |
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雪も凍結し危ないので、女坂を行くことにした。 後続のグループも同じ判断だったようだ。私はまだ男坂を登ったことがないかもしれない。 |
工事中のフェンス沿いに |
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男坂・女坂分岐 |
沢コース(玉子石)からの合流があると、杉林の中を行く。雪も少なく、やはりこちらのコースにしてよかった。 山頂付近に出ると、また真っ白に積もっている。 |
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展望は? |
やはり人気の高川山は、賑わっていた。だが、天気はよいのに富士山には雲がかかり、南アルプスもほとんど見えない。展望を期待していたのに、残念。。。 |
富士山は雲の中 |
高川山976m |
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高川山にて |
でも大菩薩方面や周りの山々の |
展望はよい。 |
大菩薩方面 |
ちょっと早いけど、お弁当にする。 |
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山頂直下は急下りで、凍って危ないので、アイゼンをつける。 |
下った所が富士急の禾生や田野倉への分岐だった。私達は真っすぐに大月方面の道を進む。 |
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禾生、田野倉分岐 |
急坂を下る |
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雪がなくなったのでアイゼンをはずしたら、また急坂で凍っているところがある。怖いから再び装着。(結局最後までつけていた) |
山の会らしき中高年グループはずっとアイゼンなしで歩いていた。 |
天神峠(尾曽後峠) |
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この尾根はいくつかのアップダウンをくり返しながら、中央線と富士急の間を縫って行く。冬枯れで展望もよいので、周りの山々やリニア実験線も見える。 |
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リニア実験線と道志の山々 |
明るい尾根道 |
時々音がするが、ものすごく速いし短いのでなかなか姿が見えない。一度トンネルに消えかかる姿がちらっと見えた。 |
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落ち葉の中に見たことのあるツヤツヤの葉っぱ。まだ花柄もついているイチヤクソウだった。真冬でも葉はそのままとは知らなかった。 |
途中の尾根に、巨大ぼた餅のような大きな岩があった。 |
イチヤクソウ |
ぼた餅岩? |
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むすび山 |
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長かったルートだったが、やっとむすび山に着いた。三角だからむすび山なのかと思っていたが、高川山からの縦走の最後の山で「結ぶ」という説や、縁結びの山という説もあるらしい。 |
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むすび山 |
高川山(大月より) |
山頂には石積みの大きな穴があいていた。 大月市街の展望もよく、陸軍防空監視哨跡だったことがうかがえる。 |
私達の前を軽快に行く若者が、民家の脇で軽アイゼンをはずしていた。アイゼンは付けていないのかと思ったが、とても目立たない軽アイゼンだった。最近はいろいろあるのだ。 私達も泥んこで落ち葉だらけのアイゼンをはずし、大月駅へ向かう。 |
Tさん夫妻は暮れに悲しい出来事があり、ずっと歩く気にならなかったというSさんも、今日はとてもすっきりし気分がよいと喜んでいた。やはり山の力は大きい。 |