カナディアンロッキー
-コロンビア大氷原(アサバスカ氷河アイスウォーク))-
 2013/08/04(日)曇りのち晴れ  
3泊したジャスパーに別れを告げ、トランクをバスに積み込み今日の目的地アサバスカ氷河へと向かう。  
道は(93号線・アイスフィールドパークウェイ)はどこも空いていて、常に制限速度100㌔で走れる。料金は無料。国立公園に入る所だけゲートがあり、料金を支払う。 バスは年間パスを持っているそうだ。
途中にアサバスカ氷河から溶け出た水が集まる、アサバスカ滝を見物して行く。ものすごい水量で、周りの岩を浸食している。飛沫が小雨のように降って来る。
 アサバスカ滝
歩程:2時間     
アサバスカ氷河
アサバスカ氷河は、コロンビア大氷原から流れ出す6つの氷河のうちの一つになる。面積約6㎞×1㎞。 
道路から歩いて行ける距離なので、観光客も多く雪上車見物もできる。 
だが、年々縮小を続け、1年に2~3mも後退しているそうだ。
コロンビア大氷原・アサバスカ氷河
7~8年前に観光で訪れたことがあるクマさんは、「その時は、もっと道路に近かった」と言っていた。目で見てわかるほど変わっていたようだ。 この氷河も、そのうち全部溶けてしまうのか?
遠くで見ると、雪山なのか氷河なのかわからないが、氷河は近くで見ると青い。そして厚みがある。
アイスウォーク
毎日ガイドのMさんが伴うが、氷河は専門のガイドをつけないと歩けない決まりがあるそうだ。 
以前、勝手に歩き回り、クレパスに落ちて死亡者が出たり、事故が起きたことがあったそうだ。 
   氷河ガイド、ベルナルドさんの説明を聞く アイスウォーク 
毎日何度も氷河の上を歩いている白いひげのベルナルドさんは、自分の庭のように知り尽くしている。
遠くから見るとわからないが、氷河の上は無数に流れがあるし、クレパスや深い井戸のように穴が空いていたりする。流れも広くて渡れない所もあるし、深く急なところもある。
参加者の一人が、ストックを落とした。気がついた時には、どこかに滑り落ちたのか、流れてしまったのか見つからなかった。 
アイスウォークは寒いと思っていたので、皆、冬支度できたが、よい天気になったので歩いているうちにポカポカしてきた。
コロンビア大氷原の地図を広げて説明もしてくれた。ここはほんの一部で、この上にはまだまだ広い氷河が広がっているのだった。
氷上で全員集合 アサバスカ氷河
アイスフォール(ミルウェル)は、深い穴で水がスクリューのように渦を巻いていた。ベルナルドさんが一人づつ、手を持って覗かせてくれた。
大勢の観光客を乗せ、雪上車もひっきりなしにやって来る。 
ミルウェル「ワァ~こわっ!」 地図を広げてレクチャー
下るときは、軽アイゼンをつけて歩いた。安心して歩ける。2時間の予定が、30分延長でたっぷり楽しませてくれた。
道路の反対側にあるレストハウスでランチをすませ、次の目的地レイク・ルイーズへと向かう。ジャスパーからレイク・ルイーズは230㎞ある。途中いくつか観光しながら行く。車窓からの景色は絵本に出てくるようだった。 
ペイトレイク
ペイト湖はかつてバスクリンの社長が、この湖の色を見て入浴剤のヒントにしたそうだ。(そう言われてみれば・・・)
展望台から見下ろし、次へ。 
車窓から ペイト湖
ボーレイク
ボー湖は氷河の水が堰きとめられてできた湖で、ボー川に注ぐ。1,2を争う人気の湖だそうだ。 
ヒメヤナギランが満開の湖畔を散策。
ヒメヤナギラン咲くボー湖 ボー湖散策
  道路近くから見られるクロウフット氷河は、カラスの足跡に似ていることから名付けられたそうだが、一番下の足が温暖化の影響かなくなっている。 
そういえばカナディアンロッキーは、ハイウェイを走っていてもトンネルがない。カナディアンロッキーのU字谷を縫って走る。 トンネルだらけの、日本の高速道路とは違うところだ。
 クロウフット氷河  
小さな村のレイク・ルイーズのホテルに着く。ホテルの庭には野生のリスがたくさんいた。    
夕食は街のレストランでシーフードパスタとピザ。美味しかったが、やはり量が多く、さすがのクマさんも食べきれず。 
    レイクルイーズのホテル  リス
2日目 キニーレイクとmt.ロブソン  4日目 センチネルパスへ