カナディアンロッキー
-モレーンレイク~センチネルパス(バンフ国立公園)-
 2013/08/05(月)曇りのち晴れ一時小雨  
歩程:12km 7時間  標高差720m   
バンフ国立公園内にあるモレーンレイクは、後ろにテンピークスという3000m級の10の頂きが聳えている。 今日はモレーンレイクからラーチバレーを抜けセンチネルパスまで、今回一番の標高差を登る。
ホテルからバスで40分ほどで、モレーンレイクの駐車場に着いた。人気のエリアなので早く行かないと駐車場は満車になってしまうそうだ。どこも同じだ。 
トレイルは4人以上で
モレーンレイク周辺はトレイルが整備されているが、グリズリーベアが頻繁に出没するため4人以上で歩くように定められている。(違反すると5000㌦の罰金。 )
小人数の場合は、他のグループに入れてもらったりして歩くそうだ。
 朝のモレーンレイク、後方がテンピークス   グリズリーベア出没注意
湖の色が変わる?
針葉樹林帯をジグザグに登って行く。道は歩きやすく整備されている。 
モレーンレイクは、見る場所や、時間、天気に寄っても色が変わる。樹間から見える湖の色の変化を楽しみながら登る。 
時々シマリスが可愛い姿を見せる。  標高が上がると湖の色も変わる シマリス 
ラーチバレー
1時間余り登ると、平坦な道になりカラマツ(ラーチ)の明るい森になった。 
カラマツは、まだ芽吹いたばかりのようで瑞々しい。
平坦になったところで小休止 ウサギギクの花畑
日当たりが良い所は、ウサギギクアズマギクインディアンペイントブラシなどの花畑だった。 
その先にはアネモネが全て穂になっている群落があった。大きな穂が風に揺れユーモラスな風景だった。
カラマツの森 アネモネ(穂)大群落
テンピークス
しばらくすると一気に視界が開けた。針葉樹林に囲まれ、目の前にテンピークスの峰々が見渡せる素晴らしい草原だ。今日は雲が多かったが、だんだん青空も見えてきた。
 
ずっと雲がかかっていたセンチネルパスもやっと姿を見せた。   
陽辺りがよい所なので、花の種類も豊富だ。日本では見られないような花もたくさんある。 
センチネルパスが見えた!    センチネルタワー
日本では見られない花々 
シルキースコーピオンウィード インディアンペイントブラシ(白) レザーリーブドサクサフリッジ
峠に差しかかる手前に小さな湖ミネスティマ湖があった。一休みして行く。
湖畔には、ツガザクラヒメヤナギランデージーバターカップなどの花が咲き競う。
湖面に映るセンチネルパス ミネスティマ湖とテンピークス
ここからは、目の前のガレた急斜面をジグザグに上って行く。まだ雪渓が残っている。      
この斜面も花が多い。ゆっくり歩きなので写真を撮ったり楽しみなが歩ける。 
   雪渓を越え、峠へ  あそこまでだが、意外と長い
 センチネルパス
歩き始めてから3時間半。センチネルパスへ到着。 
岩稜帯の峠の反対側も絶景だ。氷河を抱いた山々が広がる。
   ヤッター!  峠から反対側を見下ろす
登山道は右のmt.テンプル(3543m)へと続き、登って行く人もいた。私達はここまでなので、岩に腰をかけランチタイム。ガイドさんが「お弁当取られないようにしてください 。」ここにもリスがいて、隙あらばとお弁当を狙っているようだ。もちろん、食べ物は絶対与えてはいけない。
クマさんは、珍しくお弁当を残した。お腹の調子があまりよくないらしい。大したことなければいいが。  
眺望を楽しんでいると、空模様が一転。さっきまで青空だったのにが落ちてきた。急いで雨具を着る。
  ♪すっかり青空
峠を下りきる頃には雨も上がり、青空になり、気分もルンルン。
周りの山々がくっきり見える。暑くも寒くもなく、なんて気持ちのよい天気。
エッフェルピーク・mt.ピナクル   mt.ピナクル  
テンピークスもよりいっそうはっきり見えた。
往路と同じ道をモレーンレイクまで戻る。日が長いのでまだ登って来る人もたくさんいた。 
晴れたので、湖の色も青味が増し、朝より鮮やかで美しい。 
テンピークス 午後のモレーンレイクとテンピークス
カナダはのよい時期は7月と聞いていたので、8月はあまり期待できないかと思っていたが、予想以上にたくさん見られた。日本語の花の本を探していたら、レイクルイーズの 小さな町に売っているお店があると、TDの人が教えてくれた。早速買い求める。
せっかくカナダに来たのだからと、一度くらいはアルバータ牛のステーキを食べようと、夕食に皆でレストランに行った。だが、硬くてあまりおいしくなかった。やっぱりステーキは日本の方が美味しい。  
 レイクルイーズから見たmt.テンプル  
3日目 アサバスカ氷河アイスウォーク  5日目 レイクアグネス~ビックビーハイブ