丹沢縦走(蛭ヶ岳1672m・檜洞丸1551m)@ -hirugatake/hinokiboramaru- |
2004/05/28-29 | |||
歩行時間 | 1日目・・・5時間25分 | ||
2日目・・・5時間55分 | |||
宿 泊 | 蛭ヶ岳山荘 (素泊まり4000円) |
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メンバー | Junjun.Kura.Yukky・・・3名 |
行 程 | 5/28(金) | 八王子7:42−橋本8:00−(タクシー)−平丸9:00〜15−東海自然歩道分岐11:30〜45−黍殻山下12:05〜50−姫次13:45〜14:05−原小屋平14:25−地蔵平14:35−蛭ヶ岳山荘16:00 |
5/29(土) | 蛭ヶ岳山荘6:10−臼ヶ岳7:25−金山谷乗越8:30−青ヶ岳山荘9:25〜45−檜洞丸9:50〜10:20−(ツツジコース)−ゴーラ沢の出会い12:15−西丹沢12:55〜13:00−(バス)ー新松田14:15 | |
5月28日(金) | ||
初めての素泊まり体験 | ||
シロヤシオ咲く丹沢へ、今回初めて山小屋素泊まりのため、皆シュラフ、マット、食料、水など13〜14キロになったザックを背負って歩く。 | ||
アップダウンが多く地図にも健脚コースとあるので、歩きとおせるか不安だ。目的のシロヤシオもネットで調べると、24日が満開だったとか・・・ | ||
去年までは出ていた橋本からの路線バスが廃止になり、タクシーで平丸へ向かった。 | ||
料金は電話で問い合わせたより高く、7000円近くなった。 | 平丸登山口 | |
地元野菜売りのおばさんにトイレを借り、登山口を確かめ少し先の橋の手前を左に入る。 | ||
いきなり雑木林の急登が始まる。変化の無い急坂を黙々と登る。 | ||
初めての13キロのザックは肩に食い込むように重かったが、それより急坂を登ることに一生懸命になっていると、それほど重さを感じなくなってくるから不思議だ。ザックが重いとストックを使った方が楽なことがわかった。 |
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ギンリョウソウ | ササバギンラン | |
北側から登る場合はもう少し先の東野か、手前の焼山登山口が東海自然歩道になっていて一般的のようだ。 | ||
このルートはあまり歩かれていなかった。足元に珍しいギンリョウソウが群生していた。 | ||
今日は標高差1300m登るが、登山口から2時間あまりで750mを登ると、やっと広く明るい東海自然歩道にでた。 | ||
東海自然歩道分岐 |
さすがよく歩かれているようで、整備された緩やかな道ですこしほっとする。 |
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黍殻山(きびがらやま)を巻いたところにベンチがあり、お弁当を広げた。まだまだ先は長いので、あまりゆっくり休んではいられない。 | 雑木の間から、去年クリスマスツリーを見に行った宮ヶ瀬湖が望める。この辺り花は少なく、所々に咲くレンゲツツジが鮮やかだ。 | |
少し先の登山道を下ったところには、広場にこぎれいな避難小屋があった。 | 途中東野からの道を合わせ、八丁坂を登ると植生が変わり、ブナが多く見られるようになった。 | |
レンゲツツジ咲く | ||
巨大なブナが聳えるところにベンチがあり、ここが姫次かと思ったが、もう少し先の開けた展望のよい所だった。 | ||
姫次は神奈川の美林50選に選ばれているだけあり、美しいカラマツ林が広がる。西側の展望がよいそうだが、だんだん雲が多くなり残念ながらほとんど見えない。 | ||
ここで東海自然歩道と別れ、今日はじめての急な下りを原小屋平へと向かう。 | ||
原小屋平を過ぎ、登りにさしかかるととても気持ちのよいブナの森になった。 | ||
姫次 | ||
奥多摩の山は、杉林が多く昼間でもうす暗いところが多いが、丹沢はまた違う。だんだん疲れてきていたので、マイナスイオンをがいっぱいのブナの森は、身体の中から元気になる気がする。 | ||
皮がむけたようなヒメシャラの木も多い。一面にコバイケイソウの緑のじゅうたんもあった。 | ||
足元に白い花びらが落ちている。シロヤシオは今年は花が早かったのか、散っているものが多い。やはり遅すぎたのか。 | ||
交通の便が悪いこのコースは人気がないらしく、今日はじめて二人の登山者に出会った。 | ブナの森 | |
高度を上げるにつれ、ガスが濃くなってきた。風が強く、木々についた水滴が時々飛び散ってくる。 |
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シロヤシオは花が終わりかけると浅緑色の葉が目立つようになる。トウゴクミツバツツは濃い霧の中でも紫色が鮮やかに映える。 | ||
山頂近くになっても、残念ながらシロヤシオは盛りを過ぎていた。それでもきれいな花を見つけては喜び合って写真に収めた。 | ||
霧の中に咲くトウゴクミツバツツジ | ||
特にクラは初めて出会う清楚な花に、感激も大きかったようだ。天皇家の愛子様のお印に使われているだけあり、とても気品のある美しい花だ。 | 頑張ろうと励ましあう。だが、この400mの長かったこと。なかなか着かない。風はますます強くなってきた。 | |
登山道は整備された階段になってきた。 | 私は久々の長丁場なので、しっかりサプリメント(アミノ酸)を飲んできた。飲んだときと飲まないときでは明らかに違いがわかる。やはり疲れ方が違う。 | |
山頂まで400mの標識。後もう少し。 | ||
シロヤシオ | ||
小屋の屋根が見えた!蛭ヶ岳山荘到着16:00。.辺りは真っ白で風が強い。小屋の中はストーブが炊かれていた。 | ||
蛭ヶ岳山荘で初めての自炊。混まないうちに早めに夕食の準備。レトルトカレーを作った。金曜日だが、小屋は思ったより人が多い。飲み水はなく、手や顔を洗うのは、雨水をタンクに貯めてあるものを使う。3人で持ってきた水を大事に使った。 |