北八ヶ岳
ー縞枯山(2403m)simagareyama〜麦草峠mugikusatogeー 

 
 ピラタス横岳ロープウェイで溶岩台地の坪庭に上り、枯れた木が帯状の縞模様をなす
 珍しい縞枯山を目指す。 茶臼岳を経て、麦草峠まで北八ヶ岳を縦走.
 
 2002.04.23(火)晴れ
コージツ月例山行: スタッフ2名+ メンバー16名
行 程:コージツ7:00→佐久IC→ロープウェイ駅10:30〜11:00→縞枯山12:30〜13:10→茶臼山14:00→麦草峠15:45→五千尺温泉
歩 程:4時間30分
 立ち寄り湯:五千尺風呂〔乙女滝温泉〕1000円
 
 残雪の北八ヶ岳   
 東京は初夏のような陽気が続き、ちょっと信じられない気持ちだったが、雪はまだまだいっぱいあった。
 バスが出発するとまもなく、小仏トンネルで事故渋滞のニュース。運転手さんの素早い判断で、急遽中央高速をやめ、関越から長野道に変更になった。
 軽井沢が近くなると、スダレのように雪をかぶった浅間山がすぐ近くに見えた。佐久ICで降り、蓼科山を目指してバスは進む。一面のタンポポ、ヤマブキ、ヤマザクラが満開だ。
 予定通り10時半に、ピラタスロープウェイ駅に到着。暑いくらい良い天気で、駐車場からは南アルプスの山々が見渡せる。
 2日前には雪が積もったと言う。  茶臼山より八ヶ岳を望む
 

ロープウェイが高度を上げると、真っ白な大パノラマが広がる。

 去年の夏来た時は何も見えなかったのに、晴れているとこうも違うものだ。横岳坪庭に着くと、周り中雪景色。
 軽くストレッチをして、雨池峠に向かう。木道は除雪してあるのが、両脇は1mほどの雪。去年ストックを落とした三ツ岳が見える。
 木道を縞枯山へ向かう  雨池峠で、マサさんから読図の勉強。マサさんは地図が立体に見えると言うからすごい。
 ここからは縞枯山へ向けての急登が始まる。    縞枯山到着12時半。山頂は木々に囲まれているのが、まだ葉が出ていないため展望はよい。

雪も多くなり、途中でアイゼンをつける。

アイゼンをつけても、傾斜が急なため斜面をしっかり踏みしめないと滑ってしまう。こういうところに来ると、やはり6〜8本爪のほうがよさそうだ。

  縞枯山荘   
 ビックニュース!    
 ここで、千崎さんよりビックニュースの発表!
 『マサさんついに結婚』、何時もお世話になっているマサさんが、なんと八ヶ岳のトモちゃんと結婚。ランチタイムはマサさんをサカナに皆で盛り上がってしまった。山を愛するやさしい二人なので、きっと素敵な家庭を築けるでしょう。おめでとう!紅茶で乾杯

縞枯山を少し下ったところに、岩がゴツゴツした展望台があった。今日は午後になっても、すっきりとした青空でどこまでも良く見える。麦草ヒュッテの赤い屋根が小さく見えた。

 
雪の登山道を歩くのは難しく、ちょっと油断するとズボッと膝上まで入ってしまう人が続出。慣れていない人は、入ってしまうと不思議なことによけい抜けなくなる。そのたびにスッタフが駆けつけ指導するが、あせってしまうのかよけい抜けなくなり大騒ぎ。 
 茶臼山山頂はほとんど展望がないところだが、ちょっと外れたところに、絶好のビューポイントがある。言葉で表現するのは難しいが、大パノラマを独り占めできるようなところ。
 南側が180度開け、目の前の南八ヶ岳は手にとるように大きい。  縞枯山展望台
 左から南アルプス、中央アルプス、そして、北アルプス穂高連峰大キレットもはっきり見え、槍ヶ岳立山連峰と続く。槍の穂先だけはとんがりすぎていて雪が積もっていなかった。その手前にある常念岳美ヶ原もまだ真っ白だ。いくら見ていても名残惜しいが、そろそろ下山。
 見たことのある、白樺林に出た。麦草峠に到着3時45分。バスが待っていてくれた。こういうところがバスツアーのよさで、帰りの心配をしないですむ。
 下山後は恒例の温泉。五千尺風呂で汗を流した。