京ヶ倉(990m)・光城山(911m)
-kyogakura/hikaruzyoyama-
 ~北アルプスの大展望とヒカゲツツジの京ヶ倉へ1泊2日の山行~
  1日目 光城山
2012年05月13日(日)  行 程(2時間30分) 
八王子 7:00
豊科 9:30~10:20
光城山PK 10:50~11:00
展望台 12:10~20
光城山 12:25~30
PK 13:30~40
プラザ安曇野 14:00~15:00(昼食、観光)
大王わさび農場 15:15~16:00
やまなみ荘泊 16:50
メンバー 凸凹山岳会・・・9名
走行距離 往復485km
村営やまなみ荘 \7500(1泊2食付)弁当\400  ETC 2250+3300
以前からヒカゲツツジの花が好きなSさんが「京ヶ倉にヒカゲツツジを見に行きたい」と言い出した。その時は聞いたこともない山だったが、調べてみると変化に富み面白そうだ。どうせなら花のよい時期に行こうと、去年から予定していた。
計画、手配は全てSさんがしてくれた。今回は車2台で東京から行き、新潟から参加するkimikimi夫妻と豊科で合流し、参加者は9名になった。そして豊科はシャベイさんが昔10年ほど暮らした町なので、案内役を引き受けてくれた。
大展望
今日は爽やかな五月晴れ。朝は少し肌寒いくらいだった。
山梨県に入ると中央高速から見える南アルプスが大展望だ。
振り返ると、富士山も美しい。 釈迦堂PKから見る南アルプス
車2台が釈迦堂PKで合流した。展望台に上がってみるとカメラを構えた人たちがいる。今日はよい写真が撮れそうだと早起きしてきたそうだ。空気が澄んでいるので、南アルプスの峰々がくっきり見える。  
少し走ると、今度は八ヶ岳の全容が眺められる。いつも赤岳辺りは雲の中だったりしているが、今朝は雲ひとつかかってない。
八ヶ岳(車窓より) 北アルプス(スイス村PKより)
高速も順調で、長野道に入ると今度は真っ白な北アルプスが素晴らしい山並みを見せる。豊科に着き、待ち合わせに時間もあるので、シャベイさんお勧めの開運堂で美味しいお菓子も仕入れた。 
スイス村で、無事kimikimi夫妻と合流し、光城山へと向かう。犀川を渡ったところで右折(間違って左折してしまった)、R19の野田という信号を左折し、狭いガードをくぐる。左に上がって行くと駐車場がある。
光城山
この地域は、光(ヒカル)といい、光城山には戦国時代、山城があったそうだ。
で有名な山で、花の時期は山頂まで帯のように桜並木が続くらしい。
急坂をジグザグに登って行く。
ホタルカズラ フデリンドウ
残念ながらもう桜は終わっているが、ホタルカズラ、フデリンドウはたくさん見られた。
よい天気で、フデリンドウもパッチリ開いている。
赤松コース分岐を過ぎるとほどなく広場に出た。
お花見広場 八重桜
ここは絶好のお花見場のようで平で広い。新潟土産のお菓子を頂き、一休みして行くことにした。
八重桜が満開で他にも、マキノスミレ、シロバナタチツボスミレ、ヒメハギ、キンポウゲ、ヤマツツジなど見られた。爽やかな気持ちのよい風が吹き絶好の登山日和だ。高度を増すごとに北アルプスの見晴らしがよくなる。
     
 マキノスミレ ヒメハギ  ヤマツツジ 
北アルプス大展望(蝶ヶ岳、常念、大天井、燕、鹿島槍、五竜、唐松、白馬)
 光城山山頂手前に休憩所があり、そこからの見晴は最高だった。皆こんなに天気の良いときには合ったことがないという。全く雲がかからず、北アルプス総図が必要なくらいよく見える。左端の形のよい常念岳から双耳峰の鹿島槍、ずっと右には白馬三山まで大パノラマだ。手前に台形の有明山があり、そこを中心に山を見つけやすい。
展望台にて 鹿島槍~白馬三山 常念と大天井の間には槍ヶ岳が
あまりの大パノラマに、皆時間を忘れ楽しんだ。
展望台にある案内板にはないが、常念岳大天井岳の間に覗いているのは、なんと槍の穂先だ。
地元の人が、古い案内板には書いてあったのだが、と言っていた。
光城山(911m)・小峯神社 サクラソウ群落
光城山頂は、小峯神社という火の神様を祭った古い神社があった。
下山も元来た道をゆっくり下る。 登りでは気がつかなかったが、サクラソウの群落があった。
あまりの大展望で忘れていたが、お腹もすいてきた。 麓で信州そば(そば処しげやなぎ)のお店に入った。そこでは、こごみ、せり、野菜の煮物、サラダ、佃煮などのお総菜が バイキング形式で並び自由に食べられる。どれも美味しく、ざるそばだけで十分だった。それに薬味の生わさびが美味しかった。
田淵幸雄記念館で写真展を見たり、安曇野ガラス工房を見学して、大王わさび農場へ向かった。
大王わさび農場
ワサビの白い花が咲く園内を散策し、ワサビソフトを食べたり夕方まで楽しんだ。
水車のある川で、観光ゴムボートが出ていたのにはがっかりした。
川沿いの水車 ワサビ田
光城山ハイキングと、安曇野観光を堪能し、生坂村やまなみ荘へと向かった。
夜は久々に顔をそろえた面々が、温泉に入りテーブルを囲んで大いに盛り上がった。共通の趣味は山好きと言うだけで、すぐに打ち解ける。 
 (2日目京ヶ倉)