バレンシア経由クエンカへ
-balencia/cuenca-
2006/06/16(金)
2日間はうす曇で、スペインのあの抜けるような青空が見られなかったが、今日は朝から良い天気。日本は梅雨なのに、こちらはカラッとしている。5月末から6月が雨が少なく、一番過ごしやすくよい季節なのだそうだ。
昨日の予定だったグエル公園に立ち寄ってから、パルセロナを立つことになった。おとぎの国のような建物やオブジェが並ぶ。ガウディは20年ここに住んだそうだ。
グエル公園 バルセロナでは、ジャカランタが見頃だった。 ジャカランタ
ペニスコラ
地中海に沿って南下する。
車窓からはオリーブ畑が果てしなく続く。それがいつのまにかオレンジ畑に変わった。
ペニスコラは、海岸線に突き出た岩がちの半島の上に白い家々と要塞がひしめくように建っている。海辺のリゾート地として、別荘やマンションも多い。水着姿の人もいた。
一休みして、スケッチをする。
バレンシア
こちらでは、マンサニージャというカモミールのお茶が一般的らしい。コーヒーはカフェソロというと、エスプレッソのようなものすごく濃いコーヒー。カフェコンデチェがカフェオレでおいしい。
オレンジジュースは100%生。氷など入れず、まさに絞りたて。こちらに来てからよく飲んだ。
予定時間がオーバーして、バレンシアに着いたのは3時過ぎになってしまった。バレンシアはパエジャがとても美味しいそうで、ここのレストランを予約してあった。もうお腹がペコペコだった。
スペインに来て3日目だが、昼間から必ず食事にはワインやビールが出る。私はあまり飲めないほうだが、なぜか美味しい。乾燥しているからか、品質がよいのか、帰るまでに少し強くなるかもしれない。バレンシア米で作ったパエジャは少し芯があるくらいがよいそうで、新鮮な魚介類がいっぱいでとても美味しかった。日本のパエジャはちょっとやわらかすぎる。
通りにはオレンジの街路樹。さすがバレンシア。
時間がどんどん超過してきたが、皆の希望もありアラルコンでスケッチをした。こういう時、同じ仲間だと話がまとまってよい。
地球の割れ目というアラルコンは、深いコバルトグリーンの川に囲まれている。丘の上の城は、今はパラドールになっているが、部屋は9室しかないそうだ。
日は高いので、夜7時から8時過ぎまで、時間を忘れて描いた。
アラルコン
またもやアクシデントが・・・
アラルコンを出たのが8時過ぎで、バスに揺られ2時間あまり。山あいのオレンジ畑を抜けていくと、奇岩がぼこぼことそそり立つクエンカに着く。到着は22時を回った頃だった。
そこで人騒動あった。クエンカの旧市街は道も狭く、ホテルへ入る道は大型バスは進入禁止の標識が立っていた。ホテルのフロントは入れると言ったそうで、電話でのやり取りを聞いていると、スペイン語はけんかしているように聞こえる。結局30分も大回りをして、駐車場についたのが、夜11時になってしまった。
クエンカは奇岩に囲まれ、山の斜面に築かれた城塞都市で、「魔法にかけられた街」と呼ばれている。夜はよけい幻想的で、不思議な雰囲気をかもし出している。遅くなったおかげで、岩のライトアップや素晴らしい夜景も見ることが出来た。