屋久島 1
-Yakushima-
 
 日 程 2001.4.21〜24 
 行 程 @ 羽田ー鹿児島空港ー鹿児島本港ー宮之浦港ー千尋の滝ー安房(あんぼう) 
  A 安房ー荒川口ーウィルソン株ー大王杉ー夫婦杉ー縄文杉ー荒川口ー安房 
  B 安房ー淀川口ー花之江河(はなのえごう)−投石平ー宮之浦岳ー淀川口―安房 
  C 安房ー宮之浦港ー鹿児島本港―ジャングルパークー鹿児島空港―羽田 
 メンバー 名鉄百名山登山の旅:35名、 山岳ガイド3名、添乗員1名
 4月21日(土)雨のち曇り  
 羽田を朝9時半の飛行機で発ち、鹿児島空港には定刻より10分遅れの11時20分に到着。
 鹿児島は雨。鹿児島本港からはジェットフォイル宮之浦港まで2時間半。
 は本降りとなり、海は少々荒れていて、3時間以上かかってやっと着いた。
ダイナミックな千尋の滝 
 屋久島は宮之浦岳を中心に2000m近い山々が連なる。道端には野生のハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れる。
千尋の滝(せんぴろ)は、期待していた以上にダイナミックな滝だった。 
 巨大な一枚岩の花崗岩で、V字型に形成された落差80mを二段になって豪快に落ちてくる。雨上がりで水量が多く迫力がある。
   千尋の滝
 4月22日(日)快晴  
 3時半起床、4時半出発。朝から快晴。バスで荒川口まで行き、白々と夜が明ける5時40分頃縄文杉目指し出発。
 今回の参加者は35名。3グループに分かれ、それぞれガイドさんがつく。
   大変だったトロッコ軌道
 歩き始めてすぐ、トロッコ道の長い橋を渡る。
 10m下の川は大きな石がゴロゴロしているし、昨日の雨で濁流。線路の上には細い板が渡してあるだけで、手すりがない
 濡れた板は滑りそうでとても怖かった。こういうところが4個所もあるというので、気を許せない。
 荒川鉄橋  
 縄文杉があるところまで約5時間かかるが、その半分はトロッコ軌道  
 枕木とその間に敷き詰めた石の間隔がなんとも歩きにくい。ちょっとよそ見をすればつまずきそうになる。
 屋久島は太古の森を感じさせる。
   トロッコ道を行く
 樹齢2000年以上たったものでなければ屋久杉と言わず、小杉と言うだけあり、三代杉、翁杉、大王杉、夫婦杉と驚くような苔むした大木が次から次へと現れ、圧倒させられる。
   名前がないものでも、この大きさは本州だったら絶対○○の木と名前が付いたに違いない。
 豊臣秀吉が伐採させたと言う、切り株『ウィルソン株』は木とは思えない、洞窟のようなものだった。
発見したウィルソンが雨宿りをしたというだけあり、中は畳10畳ほどの広さがあり、が湧いている。中に入って見上げると、空は遠い。 
 ウィルソン株の中より  
 樹齢7200年の巨大縄文杉!  
 5時間近く歩きつづけて、やっと会えた縄文杉
 簡単に見ることができないから、価値があるのかもしれない。樹齢7200年。まだまだ発見されていない杉もあるらしいが、現在確認されているものの中では最大のもの。
想像はしていたが、あまりにも大きい。こぶだらけなので伐採を免れ、現在に至ったようだ。以前は近くまで行かれたらしいが、根周り43mを保護するため今は柵の外側からしか見ることができない。 
 スライスしてテーブルを作ったら、何百枚できるかしら?などとおしゃべりをしながら、縄文杉の前でお弁当を広げた。
   縄文杉
 屋久島の森にはヤクシカヤクサルが生息しているというので、いつ出会えるかワクワクしていた。
 原生林をゆっくり楽しみながら、再びウィルソン株に出たところで、やっとヤクシカが姿を現した。やや小ぶりで尻尾が白く、可愛い顔をしている。しばらく歩いたところで、今度は2頭いた。
 朝濡れて怖かった橋も、帰りは乾いて少しは歩きやすかった。荒川口に4時到着。帰りのバスからはグレーの毛をした、ヤクサルもたくさん見送ってくれた。