よこやまの道(春)
-唐木田~若葉台-
 2021/03/16(火)晴れ  
地元のJさんの案内で多摩よこやまの道を歩いた。先月鶴見川の源泉に行くとき、唐木田から歩き始め、よこやまの道の西端の最後を歩いた。今回、そこから東端の若葉台まで歩くと一応全部歩き切る。
万葉集に「多摩の横山」と詠まれ、多摩丘陵の尾根約10㎞に及ぶ。武蔵野と相模の間の高台にあり、西国と東国を結ぶ交通の要とされていた。鎌倉古道や奥州古道なども交差していたところもあり、歴史の痕跡を感じる。
   唐木田口 10:20 
Y字橋  10:40 
 一本杉公園 11:30~12:00 
古道五差路  12:30 
 防人峠 13:00 
 さくら広場 13:20 
 丘の上広場 13:35 
 若葉台 14:00 
よこやまの道入り口 桃の花満開! 住宅街に沿って
鎌倉街道の一つに、関所を避けた裏街道がある。新選組の土方、沖田も日野宿から小野路の出稽古にこの道を通っていたそうだ。
急にタイムスリップしたような気になる。
鎌倉道 石畳
雑木林の道もあれば、住宅街に出たり、車道の脇を行くときもある。
一本杉公園の近くに、Jさんおすすめのコッペパン屋さんがあり、今朝予約に走ってくれたので、待つこともなく食べられた。種類も多くボリューミーでとっても美味しい。 
一本杉公園 アプリコット(コッペパン)
公園のベンチでゆっくりランチ休憩したが、まだ半分も来ていない。
アップダウンも少なく、歴史の説明看板もあり、雑木林や咲き始めた春の花を愛でながらのんびり歩く。
現在の鎌倉街道は、南北に伸びた自然の谷で、戦乱の時代は武将たちも通ったという。 
緩やかなアップダウン 鎌倉街道を超えて
   
 よこやまの道石碑 所々に  キブシがたくさん見られた 分倍原合戦野営地 
  この野営地跡は、鎌倉幕府滅亡の戦で、北条軍がこの尾根で息をひそめて一夜を明かしたとか。
小高い防人見返りの峠は、晴れていれば奥多摩から丹沢はじめ、富士山大菩薩まで見られるそうだ。目の前には永山の街が広がる。 
 防人見返りの峠  奥多摩から丹沢まで大展望
  古代東海道は、相模国府~武蔵国府間は多摩丘陵を通っていた。丸山城は物見や狼煙台だったとか。
瓜生黒川往還は、川崎と多摩とを結び、黒川炭や善治丸柿を八王子や江戸に運ぶのに使われていたそうだ。
  瓜生黒川往還
地図のない時代は、現在地や目的地を知るため、眺望の利く尾根を通った。よこやまの道には数本の古道跡があるという。   
144mしかないのに諏訪岳は、この道の最高峰。辺りにはアズマネザサが多い。目籠作りが盛んだったそうだ。
    諏訪岳(144m) 広い尾根道
 姫こぶし大木 さくらの広場(エドヒガンザクラ満開!) 
   
 ウグイスカウズラ  弓の橋  よこやまの道東端(丘)の上広場
  多摩市は近代的な街と歴史の痕跡も残り、お隣りなのに知らないことも多かった。 歴史を感じながらのウォーキングも楽しかった。
回り道をして、最近できたコーチャンフォー(大型複合店)に寄る。これが噂のお店だ。巨大だ! 
こぶし並木見頃   若葉台(コーチャンフォー)  
今日は良い天気で、23℃にもなり暑いくらいだった。
多摩市発行の詳しい地図を入手してもらったので、とても分かりやすかった。それにJさんの案内がなかったら、迷ったり間違えたりすることも多かったに違いない。感謝しています。
私はよこやまの道は以前歩いたが、途中から途中までだったので、今回歩き通せてよかった。