茅ヶ岳(1704m)
-Kayagatake-

 
 日 程 2001.09.25(火)晴れ 
 行 程 羽村ー韮崎I.Cー金ヶ岳登山口ー金ヶ岳ー茅ヶ岳ー深田記念公園ー韮崎I.C−羽村 
 メンバー コージツ月例山行 (26名)隊長・千崎、副隊長・鈴木、登山家・荻尾雄二 
 幻の茅ヶ岳 

かねてからJさんが行きたいと、何回計画しても計画倒れになり、もう”まぼろしの茅ヶ岳”になりそうだったが、コージツスポーツ店のツアーで、やっと行くことが出来た。待った甲斐あってか、雲一つない天気に恵まれ最高の一日になった。

 茅ヶ岳は八ヶ岳連峰に似ているところから、『ニセ八ツ』と言われている。
山に詳しくない私は中央高速から見えるこの山をよく八ヶ岳と間違えていた。そして、深田久弥、急逝の地でもある。 
 羽村駅をバスで朝7時10分に出発。バスに乗るとすぐに千崎さんから登山家の荻尾さんが2日前に結婚したとのニュース。いつも爽やかな笑顔の若者だが、よけいニコニコだった。
 それと、びっくりしたのがなんと6月にお世話になった、八ヶ岳展望荘のともちゃんが一緒だったのだ。
 八ヶ岳連峰  昨日山から下りてきて、参加したのだと言う。なんとご縁があることか。
 また、今回は屋久島で一緒だった、Aさんが来た。半年ぶりの再会。友達の輪が広がる。   

バスの中からも、富士山、南アルプス、八ヶ岳は素晴らしい姿を見ることが出来た。

韮崎I.Cから、東大宇宙観測所を過ぎ、バスは金ヶ岳登山口へと入る。  10時に出発。しばらくはまだ青々とした雑木林を、高度を上げながら進むと、トリカブトの濃い紫がたくさん見られた。
   金ヶ岳への登り  
 360度の大展望  
 道は次第に狭まり、急坂が続くようになった。尾根がだんだんやせてきて、岩が行く手をさえぎり、乗り越えたり、よじ登ったりしながら進む。
 もっと簡単な山かと思っていたら、このあたりは気を許せないところが多かった。さらにやせ尾根を進むと開けた尾根道に出た。
    トリカブト
   東には初冠雪の富士山が裾野まで姿を現し、西には八ヶ岳連峰が久々に全部見えた。
 ともちゃんが『あれが赤岳、その隣が・・・・』と説明している。順子さんが『あれは鳳凰三山のオベリスクよ』と言う方を見れば、親指を立てたような岩がはっきり見えた。
 いったん稜線に出て下り、再び登り返すとすぐに金ヶ岳北峰山頂。11時半到着。
 金ヶ岳は1740m茅ヶ岳より少し高い。
  富士山を望む   北側には金峰山の五丈石まで見えた。山頂からは360度の迫力ある大展望。展望は茅ヶ岳よりよかった。
 1時間ランチタイム荻尾さんは早速愛妻弁当を広げ、マサさんをうらやましがらせていた。
ここから茅ヶ岳は間近に見えるが、一度下って更に急坂を登り返し、1時間ほど。  金ヶ岳同様に素晴らしい展望を楽しむ。 

15分ほど下ったところが、深田久弥逝去の地。急な下りを休みなく降り、2時間弱で深田公園へ到着。

 林の間に立ちはだかる石門をくぐり、巨岩の間を行く。 コージツの山行はいつもバスの中でも、隊長の講義がある。
  茅ヶ岳山頂 隊長と   
 今日はストックについてと、ハイキングとトレッキングの違い、解けない靴ひもの結び方などとても役に立つ。今日は、一日爽やかな秋晴れが続き、終日好展望に恵まれた。ここのところ、とてもついている。