ミツドッケ(天目山)1576mm
-mitsudokke-
 2016/05/22(日)晴  
今年のシロヤシオの開花はとても早く、花付きもよいそうだ。普通3年ごとと言われているが、なぜか今年は1年早い。14日でミツドッケはもう見頃との情報があり、今月末を予定していた私達は急遽1週間早めた。
私は奥多摩の山も今年初めて、最近はロングコースも全く歩いていないので、ちょっと心配だ。Jさんは、3日前に蕎麦粒山へ行ったばかりだというのに変わらず健脚だ!ついて行かれるかな?
        立川 6:35
奥多摩 8:12~8:354発
東日原バス停 8:55~9:00
NHKアンテナ  10:40~45 
一杯水避難小屋 11:45~12:00 
取り付き地点 12:30
尾根 13:00~20 
一杯水避難小屋 13:25~35
NHKアンテナ 14:15~20
東日原バス停 15:30~16:17発 
奥多摩  16:44~16:54発(ホリデー快速) 
八王子  18:03 
  メンバー:3名(j.s.y)
以前連休にホリデー快速に乗り、激混みで、立川から奥多摩まで立ちっぱなしだったので、私とJさんは1本早い電車に乗った。Sさんは始発の新宿から乗り、座って来られた。
鷹ノ巣へ行く同期会のIさんと、バス停でニアミスだった。
バスは増便し3台出た。 東日原 登山口
民家の脇の細い道が登山口だが、いきなりの急登だ。フェンスの所まで30分、杉林を抜けた。
それにしても、バスが3台も出たのにほとんどが川苔山と鷹ノ巣山だったようで、こちらに来る人はあまりいない。
セリバヒエンソウ フェンス
ヨコスズ尾根は今回で4回目だが、何度登ってもきつい。今日は気温も高く、汗が流れる。
日が差し込む所には、フタリシズカマムシグサがたくさん見られた。
何人か追い越して行ったが、人が少なく静かだ。
まだまだきつい登り カントウマムシグサ 春ゼミが賑やかに鳴いていた。
見覚えがある一回転した木 ササバギンラン チゴユリ
NHKのアンテナの所まで1時間半。ずっと急坂だったが、ここから少し傾斜が緩む。
この先、切れ落ちたり、狭い道になる。「ストック突く所注意してね。」とJさん。気をつけよう。  
クワガタソウ NHKアンテナ
この先道狭し通行注意! 切れ落ちた道とサワサワの草 新緑の尾根 
    新緑のヨコスズ尾根は、体中緑に染まりそうな気持ちのよいコースだ。風が爽やかに吹き抜ける。 
ブナやミズナラのの大木が枝を広げる。 
1300m辺り、ミツバツツジはほとんど終わっていた。 
 大ブナ 
その先にシロヤシオが出てきたが、真っ白に散っていた。少し遅かったかと心配になる。
ヤマツツジは咲きはじめたばかりで、緑とオレンジのコントラストが目にも鮮やか。 
  散ったばかりのシロヤシオ ヤマツツジ開花
赤と白の競演
一杯水避難小屋は、可愛らしく塗り替えられていた。一休みしてハナド岩方面へ行く。 
シロヤシオトウゴクミツバツツジの競演。満開!素晴らしい。遅いかと心配したが、間に合った。 
一杯水避難小屋(化粧直し)
花のトンネルを行く シロヤシオびっしり
ずっと花のトンネルで見上げながら歩いた。
シロヤシオが終わると、葉にムラサキのすじが入ったアカフタチツボスミレ(初見)。葉がちょっと違うがクワガタソウハウチワカエデの花も見られた。 
 アカフタチツボスミレ(初見) これもクワガタソウ? 
  それにしても分岐がない?もう30分も歩いているのに。こんなにかかったかしら?ひょっとして見過ごした?花ばかり気を取られていたからか?3人で相談の結果、戻ることにした。 
だいぶ戻ったが、やはり分岐はない。見過ごしたわけではなさそうだ。もう少し先だったのかもしれない?  
見上げると尾根まで近い。「登って見ようか?」とJさん。「木が多いから何とかいけそう。」「やってみよう!」話がまとまった。
  ハウチワカエデ    
   バリルート登る  
斜面をよじ登ると、無事登山道に出た。よかった。圧巻!花園。 
下の道より、花が近く目の高さだ。 
お腹もすいたし、ここでお花見しながらお弁当にしよう。
ここ登る?  あ~勘違い  シロヤシオは葉も美しい 
   私はこの場所が山頂の手前だと思っていた。Jさんは「山頂はもっと上じゃない?」という。降りてきた人に聞くと、やはりもう少し上だそうだ。  
この花園が山頂まで続き、見晴もよいらしい。
でも、これから山頂まで行って、下って来るとなるとだいぶ予定オーバーになる。予定のバスも間に合わないかもしれない。 
ミツドッケに初めて来たSさんのことを考えると、ここで引き返すのは残念だが。 
Sさんは「もう十分満足よ。ここで引き返そう。」と言ってくれた。心残りながら今回はここまでにしよう。
    いつか間違えた分岐、気をつけようね。と言いながら下ると、なんともう小屋が見えてきた。 
結局私達は、分岐までも行かずに休んでいたことになる。 
あ~何という勘違い。。。
皆「きれいだったね、満開だったし、静かでよかった。」と言いつつも心のどこかに忘れ物をしたような気持ちで下山した。     
バスには十分間に合う時間に下山できた。帰りも一台増便された。
   ギンリョウソウ 東日原バス停 
帰ってから今日の行程をチェックしてみると、前回よりだいぶ時間がかかっている。私とJさんは今回で3回目という油断もあった。年齢を重ね、今までの行程では無理が出てきたのかもしれない。5年前に40代?と言われた歩きはもう出来そうもない。これからはもう少し時間に余裕を持ち、より入念な計画をたてようと深く反省した。  
 2005年ミツドッケ   2011年ミツドッケ