東海道を歩く7
ー大磯~国府津ー
2023/01/31(火)晴れ時々曇り(8℃)
 
東海道歩き7回目は、大磯から小田原までの予定だが少し距離が長い。国府津からは街道と線路は離れてしまうので、歩いた具合で決めることにする。
以前友人が、「二宮は吾妻山の菜の花がきれいで、駅近くには美味しいお店がある。」と教えてくれた。吾妻山は無理かもしれないけど、お昼は二宮に決めた。
今日も気温は低いが、風もなく穏やかだ。海が近くよいウォーキングコースだ。
大磯駅9:50-滄浪閣跡10:30∼45-血洗川-本郷の一里塚11:20-六所神社-塩海の名残-二宮(ランチ)12:00~45-梅澤橋跡-浅間神社-大山道道標13:45-直売所-国府津駅14:10 距離:15.6km
歩数:21,378歩 
大磯宿には相模国の国府が置かれ、中世からの宿駅だった。本陣、旅籠合わせて676件もあったそうだ。
北組・南組問屋場は書状や荷物を継立てて行う場所で、人手、馬などを準備していた。
大磯は解説も多い。
北組問屋場跡 大磯宿小島本陣跡
地福寺(島崎藤村墓) 高札場跡 湘南発祥の地(中国湘南に由来)
鴫立庵は日本三大俳諧道場の一つ。小田原外郎の子孫、崇雪が草庵を開いた。
街道から少し下がったところに建つ茅葺の庵に入ると、庭からは朗々と唄う大勢の声が聞こえてきた。唄いの会なのかもしれない。
鴫立庵(しぎたつあん) 上方見附跡
 滄浪閣は、伊藤博文邸はじめ、旧山県有朋・大隈重信・西園寺公望・原崇などの広大な別荘地で、庭園の松林の向こうはこゆるぎ浜が広がる。
東海道松並木
庭園を散歩し、東屋で海を見ながら休憩した。残念ながら、現在ほとんどの建物が改修工事中だった。
大磯中学から滄浪閣(そうろうかく)の先まで残る旧東海道の松並木、高さ20~30mの松が並ぶ 
明治記念大磯庭園 邸宅改修工事 旧大隈重信別邸
血洗川(決戦を偲ばせる名前) 国府本郷の一里塚 六所神社
 六所神社は、相模の國総社。府内六社を一ヶ所に合祀したもの。
二宮は海水からの製塩が盛んで、塩海の名残の碑が建つ。
二宮でのランチを楽しみに歩いた。名残松の前の「えびや」も評判がいい。 店の前は賑わっていた。
 名残松    塩海の名残り
調べてきた「山小屋」に直行すると、何故か閉まっていた。定休日ではないのに。がっかり(-_-)
しかたなく、近くにあったイタリアン(HAL BAL)に入った。
HAL BAL 二宮町のマンホール
梅澤橋は川の流れが変わったようで、橋の石柱だけ残っていた。
旧道に入り道間違い。真っすぐ行ってしまい、すぐに気付いたので、少しのロスで済んだ。
 旧街道が残っているところは、なるべく歩くようにしている。
梅澤橋跡   石仏石塔群
押切坂の一里塚(江戸より十八里) 道祖神 中村川(中郡と小田原市の境)
押切坂の一里塚より再び旧道。
中村川にかかる押切橋からは、相模灘が広がる。やっと小田原市に入った。
浅間神社は富士山大噴火1707)による火山岩が奉納されている。
浅間神社 車坂(景勝地だった)
やはり大山参りは盛んだったようで、ここ羽根尾通り入口にも大山道道標があった。
最初の予定だった小田原まではちょっと無理そうだ。二人共もうだいぶ疲れてきた。歳のことも考え、無理は禁物。国府津までにしよう。
大山道道標 男女双体道祖神
国府津駅に向かっていたら、左側でみかんを売っている。疲れていてもこれは見逃せない。戻って歩道を渡った。みかん、キンカン、ネーブルなど買った。八朔とキンカンのおまけまでつけてくれた。うれしい。
電車を待つ間、みかんを食べたらジューシーでとても美味しかった。 
みかんの幟 湘南に入り、都会歩きより断然楽しい。 JR国府津駅
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