熊野古道 大辺路① 
-kumanokodo(oohechi)-
 2020/2/1-2/5
これまで熊野古道は、小辺路中辺路と歩いたが、残りは舗装路歩きが多そうで、もう終わりにしようかと思っていた。山に行かなくなり、3年が過ぎた。友人に、「Yさん、熊野古道まだ途中じゃなかった?」と言われ、以前は考えてもみなかった続きを歩いてみようかと思い立った。急遽大辺路を歩くことにした。
 田辺から那智までの120kmの道のり。現在の大辺路は、平坦地はほとんど国道や旧道に吸収され、古道は峠越えに残っているくらいだそうだ。だが、尾根道には石畳道が残り、太平洋を望む雄大な景観は今までとは違った魅力が期待できそうだ。
ここのところウォーキングくらいはしていたが、長い距離は歩いていない。熊野古道に行くなら、少しトレーニングをしないとと思い、秩父札所巡りをしてみることにした。1月に2回札所を回ったが、これが思いのほか楽しかった。あまり信仰心もない私だが、秩父の里をのんびり歩くのもいいものだった。 
2020/02/01~02/05   民宿しらはま駅の宿 ・ ホテルシーモア 
1日目
歩  数 3145歩  八王子8:57=新横浜9:35-9:52=(ひかり507号)=新大阪12:26(くろしお16号)13:15=白浜15:41
2日目  行  程 15.1km  白浜9:09=紀伊田辺9:23-闘鶏神社9:40~50-大潟神社10:30-40-櫟原神社11:30~40-岩崎神社12:00~35-郵便橋12:50-平橋13:05-魚濫観音13:30-紀伊富田駅14:01=(地元の人の車)=白浜14:15
 歩 数 23004歩
3日目
 行  程 15.6㎞ 白浜8:06=紀伊富田8:10-富田橋8:20-草堂寺8:45~9:05-一里松跡9:15-林道終点9:35-峠の茶屋跡10:40~45-安居辻松峠11:05-林道合流11:15~25-祝の滝分岐12:05~10-三ケ川梵字塔12:18-三ケ川バス停13:00~13:16(コミュニュティバス)-紀伊日置駅13:26~13:44=白浜14:02
歩  数 24285歩
4日目 行  程 11.8km 白浜8:06=紀伊日置8:26=タクシー=安居の渡し8:45=渡し舟=8:55-桂松跡9:25~30-仏坂茶屋跡9:35-地主神社10:55~11:00-太子堂11:25-周参見王子神社12:05~15-福寿堂パン店12:30~50-周参見駅13:00~13:36=白浜14:02
歩  数 19110 歩 
5日目 歩  数 3661 歩 白浜10:29=(くろしお16号)=新大阪12:50(ひかり522号)=新横浜15:52=八王子16:44
2月1日(土) 晴れ時々曇り 11℃
今回計画を立てるにあたり、以前のように荷物を背負って、次の所へ移動するのはきつそうなので、宿を一か所に決め大きな荷物は宿に置き、毎日デイバックで行ったり来たりすることにした。紀勢本線に沿って歩くので都合がいいと思ったが、そう簡単にはいかなかった。
都会のように電車の本数は多くない。2時間に1本くらいだ。バスもコミュニュティバスしかない所もあり、それも予約が必要だった。 
白浜駅
宿も駅から歩ける距離で探したら、ちょうど白浜駅近くに民宿があったのでそこに決めた。
ここのところコロナウイルスが流行り日本にも感染者が出てきたと報道されている。私達は熊野を歩くので、何の心配もしていなかった。 
宿に着くなり、女将さんに「マスク付けてこなかったの?外国人が多いから出るときには必ずマスクをつけるように。」と、マスクを渡された。ちょうど中国の春節にあたり、南紀は観光客が多いそうだ。皆さんピリピリしていて驚いた。
マスク着用
宿は夕食が付いていないが、駅前に食べるところくらいあると思っていた。こういう時に地元のものを食べるのもいいものだ。だが、予定通りにはいかない。
白浜駅は白浜温泉街とは車で15分くらい離れているため、駅周辺はあまり開けていず、コンビニすらない。お土産屋さんを兼ねた食堂があるくらいだった。仕方なく今夜はそこで食べたが、いまひとつだった。こんなはずではなかった。