玉川上水②(玉川上水駅~JR三鷹駅)
-tamagawazyosui-
 2015/11/16(月)快晴  
第2回の玉川上水歩きは、モノレール玉川上水駅からJR三鷹駅までの予定だ。
前に歩いた友人からいろいろ情報を提供してもらったので、しっかりチェックしてきた。 
途中に『平櫛田中彫刻美術館』があるので、ここはぜひ寄って見たい。小金井公園、無人野菜販売もあるというし、見どころ満載。
この時期日が短くなったので、前回よりも早出にした。
行程:6時間10分 距離:約13.8キロ 歩数:23267歩 メンバー:3名(c.t.y)
玉川上水駅8:30-小川橋9:00-西武鷹の台駅10:00-平櫛田中美術館10:30~11:00-喜平橋マック11:20~50-小金井公園12:30~13:00-もみじ橋13:30-独歩橋・独歩の森13:45~55-JR三鷹駅14:40  
  参考HP 多摩川上水散策地図(とても詳しく参考になります)
ここのところ天気が良くなかったが、今日は気持ちのよい青空。モノレールからは頭が真っ白になった富士山も見えた。
まずは右岸を8時半スタート。すぐに、水際まで降りられる場所があった。(ここのみ)
モノレール玉川上水駅 小平監視所
甦る水
この水は下水道からの再生水で、水のなくなった玉川上水に清流が甦ったそうだ。(でも下水?微妙…) 
上水小橋で左岸へ渡る。ここから野火止用水が分かれる。
玉川上水で唯一水際に降りられる 上水小橋より下流を見る
広い歩道 こもれびの足湯(無料)  小川橋(9:05)
小川橋より玉川上水と並行して、新堀用水が流れる。(桜橋まで)
ゴミ焼却炉の余熱で温めた足湯があったが、まだ歩きはじめたばかりだったし、開園は10時だった。 
とっても自然な森田オープンガーデン。一周り散策。
森田オープンガーデン くぬぎ橋(歩行者専用)
近辺には、小平西高、朝鮮大学校、武蔵美、創価学園、津田塾、一橋などがあり、人通りも多くなって来た。     
道端には武蔵美の学生作、オブジェも置かれていた。 
   オブジェ(武蔵美生 作) キャンパス多く画材など抱えた学生も多い 
浸食が進む上水(流れは深い) 玉川上水ギャラリー(写真展) 西武線「鷹の台」踏切渡る(10:00)
 うさぎ橋(新堀用水にかかる) 久衛門橋
小平中央公園    広い遊歩道と大ケヤキ
平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)彫刻美術館
平櫛田中の美術館には、10時半頃到着。隣接する邸宅も公開。 
木彫り、ブロンズなど多数展示してあるが、特に木彫りは素晴らしかった。田中が収集した陶器なども展示されている。30分程見学。 
小川水衛所跡 今度はもっとゆっくり見たい。 平櫛田中彫刻美術館
上水沿いは、紅葉はこれからというところ。桜は落葉しているが、モミジなどは少し色づき始めたばかり。
小平桜橋新堀用水は終わりになった。 
落ち葉 西武多摩湖線 小平桜橋
ランチタイム
いつもランチはおにぎりを川辺や公園で食べていたが、今日は町中なので、持ってこなかった。
喜平橋の先のマックで休憩(11:20~50)。たまに食べるとマックも美味しかった。
右岸に渡る。貫井橋で左岸へ。 喜平橋 マクドナルド喜平橋店
茜屋橋(昔は丸太が3本の橋だった) フェンスも桜模様 海岸寺(茅葺きの山門立派! 天明時代)
 小金井桜
小金井堤の桜は、元文2年(1737)、幕府の命により吉野や常陸より取り寄せた桜を6キロにわたって植えられた。新田の賑わいの他、桜の根が土手の崩壊を防ぎ、花びらが水の毒を消すなどの理由で植えられた。
明治の頃は、関東第一の桜の名所として、西の吉野と並び称された。甲武鉄道が開通されると、いっそうの花見客で賑わった。
その後の調査研究によると、多様な天然変異が他に類を見ないヤマザクラの一大集埴地として、「史跡名勝天然記念物」に指定された。
小金井橋  小金井橋から見た上水
行幸の松(明治3年天王が、馬でお出でになり観桜された記念の松)      
小金井公園散策
小金井橋から正門までは川沿いを歩かず、公園の中を散策した。
陶器市が開催され、陶器大好きな私はとても惹かれたが、時間もないのでスルー。たてもの園も中には入らず、遠望のみ。
正門から上水に戻る。 皇帝ダリア満開 大陶器市
江戸東京たてもの園 小金井公園 正門 平右衛門橋
新橋付近 無人販売(目ぼしいものはなかった) 境橋
境橋では、千川上水玉川上水が分かれる。
ここは境水衛所跡で、江戸への水の確保に水番人がいて、水量の確認や周辺の見周り、落ち葉などの掃除を行っていたそうだ。 
玉川上水の碑 千川上水(左)玉川上水(右)分岐
そろそろ疲れてきたので休みたかったが、探すとなかなかベンチがない。    
玉川上水の碑の所にあったベンチは、スマホをいじる男性がなかなか腰をあげてくれない。  
    うど橋 つたの紅葉 
国木田独歩の代表作に「武蔵野」があり、上水付近を散策したことが書かれている。   
独歩橋の先の桜橋付近には文学碑もある。 
独歩橋の近くの公園にベンチがあったので、そこで休むことにした。なんだか見覚えがあると思ったら、独歩が恋人信子と将来を誓い合った森で、以前文学散歩の折りに来たことがあった「独歩の森」だった。  
  独歩橋 
     
境浄水場  浄水場脇の歩道  上水は細い流れになった
境浄水場    
原水は多摩川から、小作羽村の取水堰から取水された水を村山ダム(多摩湖)・山口ダム(狭山湖)を経由して引き込む。その高低差53m。ポンプなどを使わない自然流下で浄水場まで引き込んでいる。 
     
    玉川上水は中央線三鷹駅と交差するため、暗渠になる。 
2時40分三鷹駅到着。駅付近でコーヒータイム。お疲れさまでした。 6時間余りの行程でした。
 玉川上水の流れはは三鷹駅手前まで  三鷹駅で暗渠になる  
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